惑星のさみだれ 1巻のレビューや感想(ネタバレ含む)
正直この漫画は最後まで読んでナンボなので、 1巻だけで書くか迷ったのですがせっかくなので詳しく巻別に書いてみようかなと。
でもその前にあらすじとか良い点・悪い点などちょっとした紹介をば。
概要
主人公の雨宮夕日はある日起きるとベッドの上に佇むトカゲに声をかけられる。
「この惑星(ほし)を滅ぼさんとする悪の魔法使いの手より姫様をお守りし、世界を滅亡から救うために手を貸してほしい」、と。
そこから一地方都市で繰り広げられる惑星を砕く物語が始まった・・・。
読もうと思ったきっかけ
私がこの漫画を読んだきっかけは友人に勧められてという有りがちな理由です。
ただ特殊なのはその友人はネットで知り合った人で、何より大の漫画好きということでしょうか。
これだけ漫画読んでる人が勧める人がオススメする漫画に外れはないだろうと。
ついでに言えばちょうどその前に他の友人からもこの漫画の話はちらほらと聞いていたので読むタイミングが来たんだ…!!と思いましたね。
ちょうどその頃どっぷりとハマり出したpillowsの曲のタイトルも漫画に出てくるというのも興味を抱いた部分でした。
良かった点
良かった点で上がるのは、やはり一巻も最後まで読んでから見返すと楽しめると言う点でしょうか。
物語の最後があるからこそ最初が楽しめる漫画と言うのは、作品としてはどうなのかと思う人もいるかも知れませんが、この作品に関してはそこがいいところに挙がるぐらいに終盤がよくできています。
最後まで読めば、1巻でもどかしかった部分も受け入れられるはずなので、初見で読むときはそれを意識してみると全然変わってきます。
悪かった点
きっかけにも書いた通り、勧めてもらったのが凄く信頼のおける人だった上に、この記事を書いてる時点で既に最後の10巻まで出ていたので私は最初から全巻買いましたが、前情報なしに一巻だけ読んでも最後まで買わなかった可能性はあります。
今となっては私がこの漫画を勧める側なので必ず言うことが「最初はそんなに面白くなくても最後まで読んでみて」です。
と言うのも、この巻単独では正直微妙な感じは拭えないと言うのが一番の悪い点でしょうか。1巻ずつのレビューを書くか迷ったのもこの点です。
ただ何度も言うようですが、この漫画は最後まで読んでこそ評価が得られる漫画だと思うのでここがどうしても悪い点だと感じますねー。
オススメしたい人
最初に読んで面白くなかったと投げない人にはオススメですね。
逆に最初が面白くないと絶対読み進められない!と言う人にはちょっと向いてない漫画かと。
ただ少なくとも私の周りで最後まで読んでこの漫画が面白くなかったと言う人はいないぐらいには安心してオススメ出来る漫画です。
この巻ではあまりそうは思えないかも知れませんが、王道の良さがかなりあります。是非最後まで読んでその良さを味わってほしいですね。
総評
総評としてこう書くのはどうかと思いますが、やはりこの巻だけでは評価出来ない漫画、と言うのが総評でしょうか。
それが良くも悪くもこの漫画の性質を表しているとおもいます。
さて、概要の紹介とかだけで大分長くなってしまいましたが、ここからの記事は1巻を読んだ個人的な感想となっています。
最後まで読んだからそういう感想になると言う部分も多々あるかと思うのでそこはどうぞご理解下さい。
若干ネタバレも含む感想ですのでご注意を。
主人公が・・・
改めて読むとやはり1巻はまだまだ主人公の夕日の青二才っぷりが凄いです。
最初から投げやりだったり、考え方が屈折しまくっていたり…。 この夕日がどう成長するかと言うのがこの漫画の醍醐味なので最初は仕方ないですがねぇー…。
ただやはり初見はなんだこの主人公…と思わずにはいられないかも。 願い事で祖父を助けた段階でもっと急速に成長すると、そのもどかしさがもう少し和らぐのかもしれませんが。そこは2巻以降乞うご期待!ってところですね
伏線の多さ
1巻から伏線が多いのもこの漫画らしいところですね。
よく出来ているのはそれらの回収がかなり上手くいってるということ。消化不良になる事案がないので、終わりがまたよく見えるのではないでしょうか。
ここもやはり初見では分かりづらいので、この巻だけを評価する上ではマイナスポイントかも知れませんが・・・。
動物の騎士たち
そういう意味では最初からブレないのがトカゲの騎士のノイ。 夕日の成長は彼なくしては語れない…。特に願いを叶えるシーンのノイはやはりいい。
この巻でも最後に犬の騎士とその指輪の従者が出てきますが、騎士は続々と増えます。 そして彼らのキャラクターの良さもこの漫画のいいところの一つなのですが、どうしてもそれが少ない1巻はどうしても物足りない感じはしますね。
何度も言っていますし何度でも言いますが(笑)、惑星のさみだれは是非最後まで読んでみてから見返してほしい漫画なのが私の感想です。
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2012年4月19日 | コメント/トラックバック(3) |
カテゴリー:少年画報社(ヤングキングアワーズ)
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コメント
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どうも。「アナゴの穴」管理人のアナゴです。先日はコメントを頂きましてありがとうございました。
「惑星のさみだれ」はすでに紹介をしています。
すごく王道的な物語なのに、さみだれの動機だったり、終盤に入っても緊張感のない日常シーンが多かったりと、総じて「アンバランス」な感覚が強く、新鮮で面白かったです。
若干登場人物達のあの淡々として感じが自分には合わなかったですが、おっしゃる通り終盤への盛り上がりとか、伏線の回収は見事でしたよね!
そしてpillowsの「バビロン天使の詩」を、読後に聞きたくなって聞いたのは、自分だけではないようです笑。
こちらのサイトまで来ていただいてありがとうございます!
さみだれ語れる方が居るのは嬉しいですね~。
自分は逆にあの淡々とした中に垣間見える人間味が好きでした。
そこは意見が別れるところでしょうね。
好みの問題もあるですが、別視点の見方も参考になります。
コメントした際はさみだれのレビューに気づかず失礼しました。
そちらも読ませていただきましたが、登場人物の合う合わない以外は
ほぼ同意見で嬉しかったです。
他のレビューの点数を見ても、自分とは少し価値観や視点が異なるようで、
レビューとして面白く拝見させて頂いてます。
またコメント返信で良かったら相互リンクを、とのことでしたが、
喜んで受けさせていただこうと思います。
こちらではサイト紹介記事を書きますので、
アップし次第またご報告させていただきますね。
今後ともよろしくお願いします!
相互リンク承諾ありがとうございます。
設置完了しました。今後ともよろしくお願いします!!
なかなか忙しく漫画消化や紹介が進まないブログですが、
不定期に更新して頑張っていきます♪
本格的に漫画読みになってからは、まだ2~3年ですが、
現在は色々な方の紹介を参考にしながら、楽しんでいます♪
ちなみに個人的な好みの漫画家さんは
・荒木飛呂彦先生(ジョジョの奇妙な冒険)
・福本伸行先生(アカギ/カイジ等)
・柴田ヨクサル先生(エアマスター/ハチワンダイバー等)
この3人はすごく尊敬と崇拝をしております笑。
まだまだ読んだことのない作品、漫画家さんがいるのは
幸せな事と思ってますので、こちらでも参考にさせていただきます。
ではまたお邪魔します。