ハイスコアガール 1巻の感想やレビュー

[著:がく(副管理人)]

ハイスコアガール 1巻の感想やレビューです。
ゲームセンター、特にビデオゲームに焦点を置いたマンガです。

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概要

主人公はゲームだけが取り柄の男、矢口ハルオ。
ヒロインはお嬢様なのに何故かゲームが大好きな無口な少女、大野晶。

1991年、小学6年生のハルオはゲームセンターで
ストリートファイターIIをプレイ中の彼女に出会います。

お嬢様で、ヤニ臭いゲーセンとは程遠い存在であろう、大野が
ストIIのザンギエフで連勝をしているところに・・・。

と言った感じで始まる、ゲームに主軸を置いた一風変わったマンガです。
公式の言葉を借りれば、「'90年代アーケード・ラブコメディー」。

アーケードの言葉通り、ゲーセンでのビデオゲーム、
特に格闘ゲームがメインの話題
となってきます。

私はちょっとだけ年代が違いますが、
それでも格闘ゲームを昔からやっているゲーマー。
やはり自分の趣味を舞台としたマンガは面白いものです

絵が若干特徴的なものの、内容自体はかなりのゲームあるあるで構成され、
当時の懐かしいゲーセンの様子、アーケードゲームの様子
上手く描写されています。

また、ラブコメというジャンルに分類される通り、
最初は最悪の出会いをした2人がゲームを通して
徐々に分かり合う(?)様も見ものですね。

なお、公式サイトで最初の数話と、ピックアップの話が読めます。
どんなマンガか気になった方は是非どうぞ。

ハイスコアガール公式サイト(ビッグガンガン)

アーケードゲームを主軸とした学生の日常

本作の面白いところは何と言ってもアーケードゲームが主役なところですね。

主人公ハルオは大のゲーム中毒者。
しかもそのゲームの範疇は当時大流行していたファミコンなどではなく、
あくまでゲーセンでやるアーケードゲーム。

1巻で特に扱われる格闘ゲームは、ストリートファイターII(初代)。
投げハメだの待ちガイルだの、未だに使われるような言葉を生んだ、
あの名作ですね。

1話からハルオが何故かやたらゲームが強いお嬢様の大野晶に勝つ為に、
ザンギエフ相手に待ちガイル戦法をとったり、
投げハメを決めて大野をキレさせたりを繰り広げます。

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1話から待ちガイルだの投げハメだのが扱われます。

また、格闘ゲームだけでなく
当時の様々な種類のアーケードゲームが登場します。

ファイナルファイトだったり、スプラッターハウスだったり。
ハルオがアーケード好きなのもあり、家庭用ゲームも
ファミコンではなくPCエンジンが登場したり。

そういった要素が盛り沢山のゲーマーにオススメのマンガです

ゲーマーじゃない人でも興味があれば楽しめるはず

ここまで、あえて用語の解説などはしないままに来ましたが、
基本的にこういった用語が満載なマンガなので、
そういったものに全く縁がない人には意味がわからない部分もあるでしょう。

ただ当時のゲーセンの雰囲気、ゲームに没頭する小学生といった要素に
何かしらの興味があれば、用語がわからなくても楽しめるかと。
何かに熱中してるものを描いたマンガが好きな人には特に。

逆に今まで出てきた用語に何かしら熱くなるものを持ってる人なら
まず間違いなく、当時を懐かしみながら読めるマンガとなっています。

ラブコメ要素も意外と楽しめる

そんなゲームをメインとしたマンガではありますが、
プレイしているのが小学6年生の男の子と女の子。

明確な恋愛ものではありませんが、ハルオと大野さんがゲームを通して、
同じ趣味のものを通して、徐々に距離を縮めていく様
中々読み甲斐のある部分でしょう。

最初は最悪とも言える出会い方をしますが、
行く先々(と言ってもゲーセンとか駄菓子屋)で出会っては、
ゲームを通して一波乱起こる様はラブコメそのもの

雨宿りでよった駄菓子屋に置いてあるファイナルファイトを
一緒にプレイするも、大野さんがハイスコア狙いの為に、
ハルオに文句をつけるところなんかは好きなエピソードです。

また大野さんがほぼ全く喋らず、ジェスチャーや暴力で
ハルオと意思疎通を繰り広げる部分
も好きなところですね。
こういったところはとなりの関くんなどに通ずる面白さがあります。

他にも(ゲームを通じて)2人が徐々に打ち解けていく
エピソードが収録されてます。
以下簡単に羅列しておきます。

  • 風邪で休んだハルオ宅にプリントを大野さんが届けに来て、
    そのままPCエンジンをプレイ。
  • ストIIの聖地なるゲーセンの噂を聞いて、2人でチャリに乗って遠征。
  • 仲間と遊園地に遊びに来た際、2人でアーケードコーナーに逃げ込んだり。

それぞれにゲーマーあるあるとラブコメ要素と、
両方詰まっているのが私がかなり楽しめた部分です。

1巻での綺麗な終わりと次の巻への引き

ここから1巻の最後の部分のネタバレがあるのでご注意を。

上の様なエピソードを通して、徐々に打ち解けた2人ですが、
1巻最後で大野さんが転校する事が発覚。
それも両親の都合で外国へ行くのだとか。

ハルオは小学校の見送りの会では素直になれないものの、
脳内でゲームキャラからの後押しを受けて、空港まで見送りに。

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ガイルなど、後押しするのがゲームキャラなのがこのマンガらしいところ。

一緒に言ったゲーセンのクレーンゲームで取った指輪を渡し、
大野さんを見送るハルオ。
1巻として綺麗に完結してるのが中々気持ちいいですね。

ただ物語としての完結ではなく、巻末では2巻への予告もされており、
そこでは中学生編とニューヒロイン登場の報が。

一旦区切りをつけた上で、引きとして興味も持たせたまま終わる、
そういう理想の巻となっていたのも良かったですね。

2巻以降は更にラブコメ要素がアップする感じはしますが、
基本はやっぱりゲーム主軸なとこもブレなくて楽しめます。

総評

同じ格闘ゲーマーのオススメで買ったマンガですが、大当たりでした。
私も同様に格闘ゲーマーやアーケードゲーム好きにオススメしたい作品です。

ゲームの楽しさを再確認すると言う意味では
FLIP FLAPなどとも似た面白さを感じましたね。

この巻では特に格闘ゲームとしてはストIIがメインですが、
2巻以降はSNKのゲームやらも登場していきます。

また、自分のやっていたゲームに置き換えることで、
年代を超えて楽しめるマンガにもなっているかと。
私ならストリートファイターだとZEROが衝撃を受けたゲームですし。

そこにある共通の面白さ、衝撃は同一のものがあり、
格ゲーにワクワクするハルオの姿に
昔の自分を照らし合わせる事が出来る
と思います。

題材はゲームですが、ラブコメ要素も中々に読める部分なので、
そういった部分に興味を持たれた人にも是非。
冒頭に書いた通り、試し読みも出来ますので。

 

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