SLAM DUNK(スラムダンク)海南戦 12巻~15巻前半の感想やレビュー

[著:がく(副管理人)]

スラムダンクレビューその5、湘南対海南の試合です。
単行本における12巻~15巻前半までの内容となります。

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あらすじ

ついにインターハイ予選決勝リーグまで駒を進めた湘北。
初戦は赤木の念願である、王者海南への挑戦だった。

海南は過去16年間インターハイへの出場を逃したことのない、超・強豪校。
そして海南を率いる牧は1年の時からその海南でエースだった男。

一方赤木率いる湘北は今まで決勝どころか
予選すら勝ち上がれた実績すらなかった。

両チームとも揺るぎない大黒柱がいながらその二人の歩いてきた道は対象的
一年の頃からエースとして活躍した牧とずっと埋もれ続けてきた赤木。

決勝リーグの戦いが幕を開ける・・・。

桜木と流川

前半はやはりこの二人の活躍が光ります。

桜木

今回は桜木が最初から大活躍。
リバウンドも立て続けに取り、牧をもその気にさせる活躍をします。
あの桜木がここまで成長したことを実感出来るワンシーンです。

ですが海南の高頭監督は智将と呼ばれるだけのやり手、
桜木の弱点もすぐ見抜きます。

あえてミスマッチの宮益という選手をつけることで、桜木を裸にする作戦に。
武器の少ない桜木はレイアップとダンク意外のシュートが入らず大苦戦。

交代で一端下がるものの、赤木が怪我というトラブルで
代わりに出ることになる桜木。
ここの桜木が何より彼の精神的な成長を感じられる部分です。

赤木の海南戦に賭ける思いを汲み取り、赤木の穴を埋めようと必死でプレイ。
自分に出来る事をやるというからは
プレイ以上に成長した部分が見られます。

この成長も赤木の存在があったからこそ、というのが感じられる場面で、
赤木のひたむきに努力してきた事が報われれる瞬間でもあり、
感慨深いものがありますね。

流川

そして赤木が抜けて差が開くかと思われた時に爆発したのがこの男。
赤木が怪我で抜ける直前15点差だったのを本当に一人で
前半終了までに同点に追いつく爆発力を見せます。

この爆発力はまさにスーパールーキー、オフェンスの鬼。
分かっていてもやはり格好良い

二人のルーキーが赤木の抜けた穴を支えて海南に喰らいつく様は
湘北のチームとしての強さ感じられるシーンでしょう。

赤木の根性、牧の全開

試合は後半、赤木が怪我を押して出場。
痛みもあるはずだが、執念と根性のプレイでものともしない赤木。
彼の海南戦に、全国大会出場にかける想いが感じられるプレイです。

それで火が着く牧。
相手の闘志を感じ取り、エンジンがかかる様はやはり熱い
スポーツ漫画はこういった熱さがたまりませんね!

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赤木のプレイ触発され闘志を燃やす牧。熱い!

神奈川県No.1プレイヤーと言われるだけある、
力強く圧倒的なプレイを見せつける牧。

湘北は何とか抑えようと中を固めるも、待ってましたとばかりに
外から神が3Pを決め、海南も全開。

最終局面の熱戦

安西先生は牧・神に対抗する為に中に切り込んだ牧に4人で固めるように指示。
シューターの神には桜木がべったりとマークする作戦を取ることに。

桜木はその持ち前の体力と運動量を活かして、終盤とは思えないディフェンス。
神が抜いたと思われても桜木の運動量が上回りブロックする様には驚愕の一言。

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恐ろしい桜木の運動量。終盤だというの感じさせません。

そして最終局面を迎える試合の熱戦ぶりはスラムダンクの真骨頂
意地と意地、お互いの闘志のぶつかり合いは、
そのオーラが漫画の中からにじみ出てるんじゃないかと思うほど。

この迫力・熱さに関しては表現出来る言葉が見つかりませんね。
百聞は一見に如かずだと思います。

名台詞・名シーン

熱い試合で名シーンだらけですが、その中でも特に好きなものを。

「骨が折れてもいい・・・歩けなくなってもいい・・・!!
 やっと つかんだチャンスなんだ・・・!!」
(13巻序盤 負傷した赤木が綾子に向かって)

赤木の海南戦の賭ける想い汲み取れる台詞。
そしてこの言葉が、想いが桜木を突き動かしたのでしょう。

「オレに今できることをやるよ!!
 やってやる!!」
(13巻中盤 赤木に代わって出場し、リバウンドをもぎ取って)

先ほどの赤木の台詞を受けて、桜木が赤木のために
コレ以上点差を広げまいと必死にプレイしながら言う台詞。
今後の桜木の成長を更に加速させる要因にもなる部分だとも思います。


「絶対勝ーつ!!!」
「ぶちかませっ!!」
(15巻中盤、フェイクで抜いてダンクを狙う桜木と叫ぶ流川)

ここは名場面として。
桜木の気迫、そして普段いがみ合ってる流川が叫ぶという場面。
牧をも跳ねのけてのダンクは非常に格好良い、まさにスラムダンク

次回は陵南対海南、そして桜木の特訓

決勝リーグ、次のメインの試合は陵南対海南です。
牧と仙道の勝負が繰り広げられます。

そして桜木はゴール下のシュートの特訓を開始。
1週間で新たな武器を身につけようとします。

多少のインターバル的な部分でもありますが、
陵南対海南も非常に面白い試合です。

「海南対陵南戦・桜木の特訓 15巻後半~17巻前半の感想など」はこちら

 

 

 

 

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コメント

  1. 茶太郎 より:

     陵南高校と海南高校の試合は、主役の湘北チームの試合ではなくとも丁寧かつ熱いストーリー展開で、その激闘ぶり、個性的な選手と監督たちの葛藤と活躍、名勝負をきっちり描ききっているところがこの漫画の素晴らしさだったと思います。

     特に最終シーン。 
     同点に追いついたことを狂喜する陵南チームをバックに、本心は延長戦に持ち込むことを避けたかった仙道とすんでのところでその思惑を見破った牧が、互いに複雑な心境をのみこんで睨み(?)合う、それをまさかの予選落ち、決勝リーグからはずれてしまったIH常連の翔陽高校の面々が観客席から見下ろしている構図に、強豪校は強豪校なりに三者三様の因縁やドラマがあるのだなぁと、しかしその環境があるからこそ、なおさら人も経験も薄い新参湘北チームの姿があざやかに浮かび上がったのだとおもいます。

     連載当時は惰性でジャンプを読んでいたのですが、決勝リーグあたりからスラムダンクに興味がではじめ、この陵南対海南戦の終わり方のドラマチックさで、攻守をひとりで背負わざる得なくなったエースの孤独さ、苦しみながらも絶対に倒れない主将のNo.1プレーヤーたるゆえん、IH常連校が予選落ちしたことの悲痛さなどを理解できるようになったとおもいます。
    これから最終回までは楽しみでした。山王戦にいたってはすごすぎて、息苦しくなりながら読んだ記憶があります。(どうもせりふの無いページは息をとめて読んでいたらしく)
     
     超人バトルものや超能力技を連発するスポーツ漫画になれていたので、スーパーマンのいない漫画にちょっとしたカルチュアショックだったような。(実は、連載開始の頃は桜木花道がどんどん強くなって桜木君の力で弱小校がバリバリ勝つと思っていたので、どうもそうではないと気づいたあたりで一時興味が薄れてました。。。)

     硬軟取り混ぜた生徒と大人たちが等身大で動き回る、とても層の厚いバスケットマン群像漫画だったとおもいます。 
    年末は実家で久々に全巻読み返すことにしました。
    がくさん、きっかけをありがとうございました。 これからも楽しみにしています。

    がが展開の層が厚い漫画でした。

    • がく より:

      茶太郎さんいらっしゃいませ!
      熱いコメントありがとうございます!

      陵南対海南は主役のチームではないのに、
      これだけしっかり描いているのもスラムダンクの特徴ですね。
      そしてそれぞれのチームのキャラも非常に立ってますし。

      >同点に追いついたことを狂喜する陵南チームをバックに、本心は延長戦に持ち込むことを避けたかった仙道とすんでのところでその思惑を見破った牧が、互いに複雑な心境をのみこんで睨み(?)合う、それをまさかの予選落ち、決勝リーグからはずれてしまったIH常連の翔陽高校の面々が観客席から見下ろしている構図に、強豪校は強豪校なりに三者三様の因縁やドラマがあるのだなぁと、しかしその環境があるからこそ、なおさら人も経験も薄い新参湘北チームの姿があざやかに浮かび上がったのだとおもいます。

      この三者三様のドラマという点はよくわかります!
      そして牧・仙道双方の勝ちへの執念も垣間見えるシーンで、私も大好きです。
      常勝たる所以、牧のところまで上り詰めた事が分かる仙道、
      決勝リーグへの進出を逃したながらも、常連であり強豪校である翔陽。
      その対比が湘北を更に鮮やかにしているというのは鋭い指摘ですね、勉強になりました!

      スラムダンクは高校生としては確かに現実離れしていますが、
      その精神であったり、プレイであったりに確かなリアリティを感じるのもスゴイ点ですね。
      私は当時、完結してから一気に読んだのでそういう点も良かったですね。

      後半になるにつれて、その濃厚さが増してどうレビューしたものか悩んでたのですが、
      何とか形に出来るよう頑張ります!
      ありがとうございます!


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