SLAM DUNK(スラムダンク)桜木入部編 1~3巻の感想やレビュー
スラムダンクレビューその1、桜木入部編です。
単行本における1~3巻の部分の内容になります。
概要
言わずと知れたスポーツ漫画・バスケット漫画の金字塔、スラムダンク。
その熱さ・キャラクター・試合の濃さ・ギャグのセンス、
どれを取っても一級品の漫画でしょう。
多くの名台詞も残しており、作品は知らなくても
その台詞は聞いたことがあるというものも多いはず。
今回はそんなスラムダンクについて一定の区切り毎にレビューをしていきます。
私は世代的にまさに直撃していまして、
スラムダンクきっかけでバスケを始めました。
部活は他の部でしたが、中学時代は昼休みに一生バスケをやっていたものです。
そんなバスケの魅力あふれる漫画の中身も非常に面白く、
何度読み返しても飽きずについつい引きこまれてしまいます。
あらすじ
湘北高校に入学した赤い頭の不良、
桜木花道はバスケット好きの赤木晴子に一目惚れ。
彼女目的にバスケ部に入部をしようとする。
しかしバスケ部キャプテンの赤木(通称ゴリ)や、
スーパールーキー流川(晴子が惚れてる)と衝突。
苦労して入部を認められるも
そこに待ち受けていたのは地味な基礎練からだった。
桜木の上達が一つのテーマ
完全なバスケ初心者の桜木が衝突しながらも基礎を学び、
上達していく様がこの漫画の面白さの一つでしょう。
問題児で非常にトラブルも多い彼ですが、その運動神経は抜群。
その彼が基礎から学んで(驚異的なスピードではあるが)
徐々に成長していく様がきっちりと描かれいます。
今回の部分で言えばドリブル・パスから始まり、
庶民シュート(レイアップ、ランニングシュート)、リバウンドなど。
これはスラムダンクのスポーツ漫画・バスケット漫画としての面白さに繋がっている部分で、初心者が過程をすっ飛ばして上達ではなく、1つずつ出来る事を増やしていき上達していくと言うのが実にいい。
今後通してスラムダンクの良さとして根底にある部分で、
桜木の上達に関してはカタルシスを感じられるレベルです。
1巻で切るのは勿体無い
ですのでスラムダンクはやはりバスケをしてナンボです。
そのバスケを始める段階である1巻はあくまで通過点、
ここで読むのをやめるのは非常に勿体無い。
絵も1巻ではまだ若干不安定ですが、割とすぐ安定します。
2巻からようやく練習試合などでバスケの描写も入り出します。
このバスケ描写が非常に丁寧で
体の動きなど取っても実に細部までこだわって描かれています。
作者の井上雄彦氏が本当にバスケが好きというのがよく分かる部分です。
流川が抜いていくシーン。どういうプレイをしているのかが伝わるのが凄い。
スポーツ漫画を読みたいのなら是非
熱くなれる漫画が読みたい、スポーツ漫画が読みたいと思っていて、
もしスラムダンクを読んだことがないので
あれば自信を持ってオススメ出来ます。
これだけの人気を誇るのはそれだけ多くの人が読み、
多くの人が絶賛しているからです。
スラムダンクが面白くなかったという感想を聞いたことがないレベル。
今となっては少し昔の漫画ですが、その面白さは色褪せるものではありません。
名台詞
毎回紹介していこうと思います。
1~3巻ではまだあまり出て来ませんが・・・。
「バスケットマンだからだ」
(2巻ラスト、桜木の台詞)
赤木の幼馴染の柔道部主将に勧誘されるも断る時に放つ桜木の台詞。
まだバスケに入り始めたばかりの桜木がこう放つほど、
魅力的な何かを感じてる事が伺えます。
「リバウンドを制するものはゲームを制す」
(3巻後半、赤木が桜木に向かって)
陵南との練習試合を控え、桜木にリバウンドを教える赤木が言う台詞。
リバウンドは桜木が得意とするものになり、
この台詞は今後もよく言われる事になります。
その初出がここですね。
4巻からは遂に試合開始
練習試合ですが、
スラムダンクの真骨頂はやはり試合にあるでしょう。
次巻からは陵南戦です。
あの有名な仙道も登場します。
⇒続き「練習試合・陵南戦 4~6巻前半の感想やレビュー」はこちら
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2012年7月19日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:集英社(週刊少年ジャンプ)
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