四月は君の嘘 4巻の感想やレビュー

[著:がく(副管理人)]

四月は君の嘘 4巻の感想やレビューです。
公正とライバル達のコンクールでの演奏がメインの巻ですね。

sigatukimiuso4_1

概要

コンクールで素晴らしい演奏を見せた相座武士。
そして次は井川絵美が舞台に上がる。
更に公正の出番も近づいていた・・・。

と言うわけで、公正をライバル視する相座武士の後の井川絵美の演奏、
そして公正の演奏がメインの4巻になります。

相変わらずの演奏描写のマンガでして、演奏部分が本編の大部分を占めます
今回のあらすじがやたらとザックリなのはその為です。

4巻収録の4話中、最初の話が井川絵美の演奏前と演奏開始、
次がほぼその演奏のみ、その次が絵美の演奏後と公正の演奏前、
そして次が公正の演奏途中までという構成ですし。

この巻でコンクールは終わるかと思っていたのですが、
演奏描写が思った以上に量があって、結局次巻へ持ち越し。
それでも飽きさせない描写力は流石

演奏描写

今までの巻でも何度となく触れていますが、
やはり読む度に引き込まれるこの描写については触れないわけにはいきません。

今回は井川絵美の演奏全編と公正の演奏途中まで、 と
かなりの部分が演奏で占められているわけですが、
マンガにおける音のない演奏シーンで飽きないのはやはり凄いです。

演奏者自信の心理、観客の心理それぞれの描写、
回想の挟み方などが上手く、マンガ内でも使われる
「音が色づいている」という表現がすごくしっくり来ます

本当にそこから音が流れてくる気がする、そんなマンガです。

井川絵美

ここからはネタバレ含みます。

井川絵美が公正に拘る理由

相座武士は公正に勝つ為、そして認めてもらう為に演奏をしていました。
公正を意識するからこそ、彼は今の演奏に辿りつけたのですし。

逆に井川絵美は公正を否定する為にピアノを弾きます。
理由は演奏シーンの合間に回想の形で。

彼女がピアノを始めたきっかけ、それがまさしく公正の演奏だったのです。
幼少の頃、公正の人前での初めての演奏を聞いて、
音楽の楽しさを体現しているかのようだった」と回想する絵美。

その後、ヒューマンメトロノームと呼ばれる公正とは
真逆の様なその演奏に感動し、彼女はピアノを始めたと。

もちろんその演奏は初演奏の時のみ。
以後は公正母の指導の元、きっちりしていて感情のない演奏を公正は続けます。

公正の演奏を否定する為に彼女もまた高みへと登ってきたのでしょう。
そして公正が舞台から姿を消して2年、ついに戻ってきた彼に対し、
自分の想いを乗せた演奏をここで繰り広げるのです。

井川絵美の演奏

上記の回想、そしてその想いはすべて演奏シーンの中で語られていきます。

演奏描写と徐々に判明する絵美の想い。
それらが上手く折り重なる事で、
より一層印象的に写る演奏シーン
だと思います。

特に先ほど色づいているという表現でされた、彼女の演奏の色。
赤と黄色ー怒りとさびしさを表す、それが判明した上での曲名の紹介のシーン。

sigatukimiuso4_2

ここはやはりかなりグッと来ますね。

ちなみに、今回の井川絵美が作中で演奏した曲は下記の2曲

バッハ平均律1-3 
ショパン 「木枯らし」

リンク先は公式が上げている毎巻恒例、挿入曲紹介のYouTubeの動画です。

ついに公正が舞台へ

そしてついに公正が舞台へ上がる時が来ます。
今回は母の回想がメインで、彼の過去に何があったか、
どうして音が聞こえなくなったかも判明していきます。

舞台に上がり演奏をはじめる公正。
正確無比な演奏は従来の彼通り、完璧な演奏を開始します。
しかし「これでは今までと同じだ」と思った時に、母の影が脳裏に浮かびます。

そこから回想。
公正の母が病気の症状が悪化して入院している時のことです。

公正は母が体調がいいからコンクールを聞きに来ると聞いて大喜び。
母のために最高の演奏を、と心がけます。

しかし母は感情の乱れが正確な演奏を阻害していたと、
演奏後に公正を杖で叩きながらしかります。
これに公正も遂に怒り、楽譜を投げつけ母に一言。

お前なんか死んじゃえばいいんだ

この言葉が母と交わした最後の言葉になり、
以後演奏をすると途中から音が聞こえなくなってしまったのです。


そして現在のコンクールでの演奏でも音が聞こえなくなり、
演奏が乱れていく公正。

sigatukimiuso4_3
演奏中にまた音が聞こえなくなる公正。

この後どうなる!?といったところで次巻へ続きます。
実に先が気になります・・・!

総評

4巻はやはり井川絵美の演奏がメインでしょうか。
公正の演奏は次巻へ続くので、どうなるか楽しみですが。

演奏の合間にも宮園かをりや椿・渡のセリフがあったり、
相座武士・井川絵美のそれぞれの先生同士のやり取りがあったりと、
他にもマンガを彩る部分で面白いところはもちろんあります

ですが、それ以上にやはり演奏が印象に残るのが四月は君の嘘らしい部分です
このマンガを読んでいるとこういうコンクールとか生で聞きたくなります。

何にしても5巻が待ち遠しいところです。

 

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

レビュー記事や作品への感想・質問など気軽にコメントどうぞ~

コメントを投稿するにはログインしてください。

最近のコメント

  • となりの関くん 4巻の感想やレビュー
    • がく すらっしゅ.comさん、コメントありがとうございます~。 お気になさらないで結構ですよー。...
    • すらっしゅ.com訪問遅くなり申し訳ありません。 なんせコメントに気付くのが遅かったもので…笑...
  • ハイスコアガール 3巻の感想やレビュー
    • がく ぱぴぷぺもこさん、コメントこちらこそありがとうござい...
    • ぱぴぷぺもこコメントありがとうございました! ハイスコアガールのレビューを見ましたが確かに読んでみた...
  • soda-pop
    • がく 葉月涙さん、コメントありがとうございます~。 ブログは楽しく拝見させていただいているので、紹介させて...
    • 葉月涙こんにちわ。 ブログでご紹介いただきありがとうございます。...
  • げんしけんの感想やレビュー
    • がく葉月涙さん、コメントありがとうございます~。 文化部の楽しさ、ってのは確かにわかりますわ。...
    • 葉月涙私も「げんしけん」は好きな作品の一つです。 二代目になって更に面白くなったかなぁという印象があり...
  • 週刊石川雅之の感想やレビュー
    • がく無様な愚か者さん、コメントありがとうございます~。 短編集なんかはそれこそ人づてに聞いたりしないと、...
    • 無様な愚か者こんにちは こんな短編集があったなんて知りませんでした。 今度読んでみたいと思います。...

管理人達のTwitter

このページの先頭へ