げんしけんの感想やレビュー

[著:がく(副管理人)]

げんしけんの感想やレビューです。
現在私が一番好きな漫画、と言える作品であります。

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概要

大学を舞台にしたオタクサークルの日常と人間ドラマを描いた作品。

主人公笹原完士が大学に入学したところから物語は始まり、
オタク系のサークルを探す中で、
現代視覚文化研究会、通称”現視研”に出会い、入会することに。

そこで同期でイケメンでディープなオタクの高坂君や
彼に惚れて現視研に出入りすることになる春日部さん、
そして現視研の面々と出会います。

彼らの織りなす日常と人間ドラマ、がこの作品の主軸ですね。
オタクの日常を描いた漫画とも言えるでしょう。

ただ、日常と言っても「変わりゆく日常」を描いていて、
そのなかで人間ドラマが繰り広げられます。

オタク(と一般人)の繰り広げる少し不器用な人間ドラマ
が何よりもこの漫画の魅力の一つでしょう。
その代表格である斑目君に関しては後ほど触れていきます。


オタク大学生の変わりゆく日常、というのが私が最初に
この漫画に興味を抱いた一番の理由でしょう。
最初に読んだ時、私も大学生でしたし。

最初は漫画喫茶で読んだのですが、読み進めるにつれ、
どんどん登場人物、彼らの織りなすドラマに心奪われて行き、
少し期間を経て再度漫画喫茶で軽く読んでから全巻揃えました。

この漫画に触れてから自分がオタクであることを気にしなくなり、
普段の生活でも無理に隠さなくなりました。(開けっ広げというわけではない)
そういう意味でもかなり影響を受けた漫画です。

リアルなオタクの日常

等身大のオタクが描かれている、
そんな言葉が本当にしっくり来る漫画です。

現視研に所属する面子はそれぞれに個性的なオタクの人達。
個性的ながらもそれぞれに「ああ、居そうだな」と思える面子なのが
キャラクターの描写として良く出来ている部分です。

日常を描く漫画であるがゆえに、キャラに親近感を覚えられるのは
それだけで読んでて心地いい感じがして楽しい部分でしょう。

一般人である春日部さんの存在もアクセントとして、欠かせない要素ですね。
彼女が居るからこそ、オタクの不器用さが見えたりして、
より親近感が持てるようになっています。


また、そんなオタクの日常を描くが故に、
実際にあるネタやパロディネタもふんだんに盛り込まれています。

ガンダムなんかはもじらずにそのまま登場し、
実在するガンプラを作るシーンなんかもあります。
他のネタに関してはタイトルをもじったりして出てきます。

コスプレ関係なども出てくるので、元ネタのキャラを知っていると
結構ニヤリとする場面も多いですね。
連載当時の時事ネタであったりするのも面白いところです。

時間の流れがあるのが更に良い点

この漫画の良い点は上記に加え、
作中で時間が流れていくところにあると私は思っています。

オタクの変わりゆく」日常である点が、
より親近感を抱け、感情移入して読み進んでしまう一因かと。

新入生が入ってきて、徐々に賑わいが出ていく一方、
時間が流れれば当然卒業を迎える会員も居て。

季節が移れば学祭やコミケなどのイベントもあり、
それに付随して様々なハプニングも起こります。

それらを経て描かれている人間ドラマとしても、
この漫画は非常に面白い作品です。

登場人物も時間が流れる中で徐々に変わっていく様が描かれており、
中でも笹原くん、春日部さん、そして斑目君辺りは
変化が顕著なキャラとして追いかけるのがより楽しいです。

この変化があるからこそ、読み返すと
この時はまだこういう感じだったなどの発見があり、
ついつい何度も読みたくなる要因でもあるでしょう。


変化がある、という部分で言えば、
時折追加される新キャラもそれぞれに魅力があるのもいいですね。

中盤から出てきて話の主軸に関わる事になる荻上さんを始めとして、
途中から登場するキャラもそれぞれにキャラが立っていて。

一旦は9巻で終わった本作ですが、その荻上さんを会長として、
二代目の巻として現在更に続編が描かれています。

今まで綴ってきた良い点は続編も含めて言える、
と言うのも、この漫画が私の中で非常に評価が高い理由の一つです。

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この3人は全て二代目からの新キャラ。こちらも個性的で面白い面子です。

斑目君

そしてげんしけんを語る上で欠かせないのが、この斑目君でしょう
当ブログのプロフィールやツイッターのアイコンからも分かる通り、
私の大好きなキャラです。

今まで語ってきたことは全て彼にも当てはまる、
と言うか、彼が一番如実にこのマンガの良さを体現しています。

オタクとしてのキャラも私は非常に共感できる部分が多く、
更に変化と言う点でも彼の物語における変化の仕方は
人間味が溢れていて、非常に引き込まれる部分です。

最初はオタクの代表格、みたいな感じで描かれるのですが、
一般人である春日部さんとの絡みが一番あるのも彼ですし、
彼女に対する想い含め、心境の変化が如実に描写されていきます。

genshiken2
斑目君と春日部さんの描写はこのマンガの醍醐味の一つ。

その想いも高坂くんが居るからこそ叶わないと言う点も
彼の不憫さと不器用さと合わせて、より魅力的な人物にしています。

また、一足先に卒業を迎えることになる彼ですが、
その人気もあってか二代目の方も含めて継続的に登場しています。
決して無理やり出しているわけではありませんが。

今後はどうなるか分かりませんが、
好きなキャラが全編に渡って登場しているのは
マンガの楽しみが増える点で、私のハマリ度をより押し上げています。

また巻ごとに書く時に、彼については嫌でも触れていくことになるかと。
私にとってのげんしけんの主人公は彼ですし。

総評

オタクを描いたマンガ、それには違いないのですが、
そこに描かれる人間模様、徐々に変化する人物の描写は
オタクに興味が無い方が読んでも十分楽しめるものになっています

更に絵柄・登場人物のキャラ付・話の展開・
パロネタ・台詞と表情と間のバランスなど、
私にはドンピシャな要素が満載でハマらない理由がない作品です。

何より作品を読んでいて感じる心地よさ」はトップクラス
何度も読み返している理由の一番大きな部分だと思います。

ぜひ一度手にとって欲しいマンガです。
個人的には一番のオススメ作品となっています。

特にもやしもんのような大学を舞台にしたマンガが好きな人や、
何かしらのオタク趣味を持っている人だと
より楽しめるのではないかと思います。

 

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コメント

  1. 葉月涙 より:

    私も「げんしけん」は好きな作品の一つです。
    二代目になって更に面白くなったかなぁという印象があります。
    私も斑目さんが一番好きですね。
    この作品はオタクというより文化部って楽しいよ、というようなイメージが残りました。
    大学のサークル室って確かにこんな感じだったなぁと思って懐かしくなったり。
    個人的には似たような文化部ものというと古い作品だとゆうきまさみ先生の「究極超人あ~る」かなと思います。
    群像劇としての心情描写という点では「げんしけん」の方がよりいいと思うのですが、文化部っていいなぁと思うきっかけにもなったのでもし機会があれば是非。

    • がく より:

      葉月涙さん、コメントありがとうございます~。

      文化部の楽しさ、ってのは確かにわかりますわ。
      その一例としてのオタク系の話があるみたいな見方も出来ますし。
      実際にありそうな感じがするのも親近感が沸く理由の一つですね。

      「究極超人あ~る」はかなり気になっているマンガです!
      げんしけんでもネタとして使われてるみたいですし、これは是非読まねば!
      今度探してみます~。


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